スマートホームでできること

2022年7月29日

スマートled電球

はじめに

自宅をスマートホーム化すると「朝になるとカーテンが自動で開いてくれる」「『お風呂沸かして』と言うとお風呂を沸かしてくれる」など、日頃のひと手間を省くことができるようになります。しかし、実際に体験してみないとイメージが沸きません。実際のところ、何ができてどう便利なのでしょうか?

スマートホームって何?

スマートホームは、「IoTやAIの技術を使って、快適に生活できるようにした家」と言えるでしょう。「リモコンが見つからない・沢山ありすぎる」といった不便さも、スマホひとつで全ての家電を操作できれば解決します。冬の寒い時期に、最寄りの駅に着いたら自動でエアコンをつけてもらえれば、暖かい家に帰宅できます。トイレや廊下の電気の消し忘れが気になる人は、人感センサ―を付けることができれば自動で消灯してくれます。ひとつひとつの課題は小さいことですが、いつもある不便さをテクノロジーの力を使って、住みやすくすることを「スマートホーム化」や「家電をスマート化する」といえます。

スマートホームイラスト
Sabine KroschelによるPixabayからの画像

スマート化でできること

いろいろなことがスマート化できます。

  • 照明の明るさの調整
  • 照明に人感センサ―機能をつける
  • 時刻や明るさで照明の自動オンオフ
  • 時刻や明るさでカーテンの自動開閉
  • 外出中に家電(エアコン、風呂、照明、監視カメラなど)の操作
  • 音声で家電の操作
  • 音声で買い物メモの作成
  • 外出中にインターホンでの対応

すでに家にある家電も、多くは遠隔操作や自動化することができます。特に照明などは、これまでついていなかった機能(色や明るさの調整、人感センサ化など)も、工事・専門的な知識などが無くても手軽に追加することが可能です。

スマートホームへの誤解

スマートホームを導入してみたいけど不安がある方もいます。そういった人でも、いくつか誤解していることがあるので、少し整理してみます。

「最新・高機能の家電が必要」という誤解

「スマート化するために5万円高い商品を買うのはちょっと・・・」と思う気持ちは本当に良くわかります。ですが、はっきり言うと「スマートホーム対応」の家電を買う必要はほとんどありません。むしろ、このブログでは、スマート化するために高い家電を買うことはお勧めしません。
そもそも一般的なリモコンである赤外線リモコンで操作する家電であれば、スマートリモコン(数千円)でスマート化できる場合がほとんどです。そうでなくともスイッチのオンオフだけであれば、スマートプラグなどを買うだけでスマート化が可能です。

特に新築やリフォームでスマートホーム化を考えている人は、ひとまずこのブログを読んでほしいと思います。欲しい機能を部分的にスマート化することで、格段に安く仕上がります。

「手間がかかる」という誤解

最も手軽にスマート化できるもののひとつとして照明が挙げられます。導入するステップとしては、

①売っているスマートled電球を購入する
②今使っている照明器具に取り付ける
③初期設定(Wifi、アプリなど)する

この3ステップでスマート化できます。普通に電球を交換する手間と比べて③初期設定を行うだけで色・明るさの調整ができますし、スマート電球によってはスピーカー機能を付けることすら可能です。「配線工事が必要」や「新品の家電(エアコンなど)を購入する必要がある」と思っている人もいますが、これほどの手間が必要であれば私もこのブログを書くことは無かったでしょう。そんな手間をかけなくても小さな手間を省けるからこそスマートホームをおススメしています。

「スマートホーム=音声操作」という誤解

「スマートホーム=音声操作」ではありません。音声操作は、あくまでもスマートホームの機能のひとつです。「音声操作は必要ないけど廊下の照明を自動でオンオフさせたい」場合などは、スマートホーム化で解決できます。音声操作は使い慣れるととても便利ですが、精度や使い勝手に不安があれば、いきなり導入する必要もありません。音声操作が無くとも、スマートホーム化の恩恵は充分に受けることができます。

まずは少しずつスマートホーム化

いきなり家の中のものを一気にスマートホーム化することは勇気・コスト・手間が必要なので、自分が楽をしたいと思うことをひとつずつスマート化していきましょう。

新築・リフォームでスマートホーム化

人生に何度もあることではありませんが、スマートホーム黎明期の今こそ取り組む絶好のチャンスです。そして、この内容を伝えたくてこのブログを始めたと言っても過言ありません。照明メーカー、家電メーカーに家のスマートホーム化をお願いすると、とても高額になってしまいます。そこに予算を割ける方は良いのですが、そうでない方は、施主支給という形で最低限の照明のみ設置してもらい、目的に合った電球を取り付けることで大幅なコストカットかつ高機能なスマートホームになります。

一歩ずつ快適な暮らしに